コンクリートの色ムラ

色むらができたアプローチ

1.色ムラの原因

昨年、新築の外溝工事をさせていただいた場所です。時期は12月頃でした。若干、硬化した翌日から写真の色ムラはついていましたが、完全に固まっていなかった為、硬化とともに色ムラもとれるはず…と説明し、2週間ほど様子を見ていただくことに。

しかし、経過後も色ムラはとれておらず、よりハッキリと明暗がついていました。

お客様、発注者様に大変申し訳なく…原因を追究することに、色々調べてみると下記の事象がかんがえられました。

色むらがつく要因

  • セメントの分散性:セメントが均一に分散されていない場合、コンクリートの色が不均一になることがあります。これは、コンクリートの表面がある場所では濃く、他の場所では薄く見えることがあります。
  • ブレンドの問題:コンクリートを作る際に、砂、砂利、水などの材料を混ぜることがあります。これらの材料が均一に混ざっていない場合、コンクリートの色に差が出ることがあります。
  • 形状とサイズの違い:コンクリートを形成する型が均一でない場合、または異なるサイズの材料を使用する場合、コンクリートの色に影響を与えることがあります。
  • 外部要因:コンクリートが露出している場合、太陽光や風、雨、雪などの天候要因が原因で、表面に色むらが生じることがあります。

原因としては、①と②が濃厚で数量が少なかった為、モルタルミキサーで数回に混ぜ、打ち込んだ事が色ムラが発生した理由だと理解しました。

2.打ち直し

補修も含めた復旧計画も検討しましたが、薄塗り仕上げをおこなった場合、ヒビ割れが発生する可能性も生じるので打ち直しをおこないました。

コンクリートの打ち直し
打ち直し後

3.まとめ

これまで、色ムラが生じた経験がなかったので勉強になりました。お客様には大変申し訳ありませんでしたが、非常に糧になる経験となりました。皆様も色ムラには、気を付けて下さいね!!